異業種交流会は、時間帯と形式別の場所になる

異業種交流会の種類。朝活、ランチ会、夜の立食、着席形式、オンラインとZoom、懇親会との違いと集まる人の差

朝7時の異業種交流会と、夜7時の異業種交流会は、名前が同じでも別物です。集まる人も、話す内容も、その後の続き方も変わります。ここでは時間帯と形式で何が変わるのかを、選ぶときに効く形で整理します。

時間帯で、異業種交流会は別物になる

同じ「異業種交流会」でも、開かれる時間帯で集まる層が変わります。これは会の質の違いではなく、その時間に出られる人が違うというだけの話です。

時間帯集まりやすい人会の性質
朝(7〜9時)経営者・自営業・意識して時間を作る人短く、密度が高い
昼(11〜14時)外回りのある人・近隣で働く人時間が区切られる
夜(18〜21時)会社員も含めて幅広い人数が多く、飲食を伴う
オンライン地域を問わない移動が要らないぶん参加しやすい

「どの異業種交流会に出るか」より先に「どの時間帯に出られるか」を決めた方が、選択肢が絞れます。続けて出られない時間帯を選ぶと、1回で終わってしまいます。

朝活・早朝の異業種交流会

朝7時前後に開かれる異業種交流会です。時間が短く、たいてい1時間から1時間半で終わります。

朝の異業種交流会は、時間が短いぶん密度が上がります。2時間の夜の会より、1時間の朝の会の方が話が進むことは珍しくありません。全員が「今日これから仕事」という前提で来ているためです。

ただし、継続して出るには生活のリズムを変える必要があります。1回だけ無理をして出るより、続けられるかを先に考えた方がいい種類です。

ランチの会 ― 時間が区切られている

昼の時間に開かれる形です。朝と同じく終わりが決まっており、多くは1時間から1時間半です。

ランチの異業種交流会は、少人数で全員と話せるのが最大の違いです。夜の大きな会で30人中3人としか話せないより、6人全員と話せる方が、後につながることがあります。

一方で、時間が区切られているため深い話には向きません。接点を作る場と割り切る形になります。

夜・飲み会形式の異業種交流会 ― 一番数が多い

18時以降に開かれる形で、異業種交流会の中では最も数が多く、選択肢も多くなります。

数が多いということは、目的の違う異業種交流会も混ざるということです。夜の時間帯は、出会い目的の会やネットワークビジネスの勧誘が入りやすい時間帯でもあります。案内文の確認が特に効きます。

申し込む前に、案内文のどこを見るか

また、人数が多い異業種交流会ほど「全員と話そう」として疲れます。3人に絞ると決めておくだけで、同じ会が別の体験になります。

オンラインの異業種交流会とZoom

Zoomなどで開かれる形です。コロナ禍以降に定着し、今も続いています。

オンライン対面
移動✅要らない往復で1〜2時間
地域✅全国から参加できる近隣に限られる
会費✅無料または少額会場費と飲食が乗る
雑談🚨生まれにくい✅移動や飲み物の合間に生まれる
記憶への残り方△薄い✅顔と場所で覚えられる
進行ブレイクアウトで4〜6人ずつ自由交流

オンラインの異業種交流会の最大の弱点は、雑談が生まれないことです。対面なら飲み物を取りに行く途中で話しかけられますが、オンラインでは進行が話す人を指定します。逆に言えば、進行が設計されている会では、オンラインでも十分に話せます。

少人数の部屋に分かれる形(ブレイクアウト)が使われる会では、4〜6人ずつに分かれて話します。この形なら、大人数の対面より話す時間は長くなります。

立食型と着席型 ― 話せる人数が変わる

時間帯と並んで、形式が当日の動き方を決めます。

立食型着席型
話せる人数✅多い。自分で動ける限られる。周りの数人
話の深さ浅くなりやすい✅深くなりやすい
体力🚨立ちっぱなしで疲れる✅座っていられる
入りにくさ輪に入る動きが要る✅席に着けば会話が始まる
荷物持ち歩くことになる✅足元に置ける

はじめての異業種交流会なら、着席型の方が動きやすくなります。立食型は自分から輪に入る必要があり、慣れていないと壁際で終わります。

逆に、目的の相手が決まっているなら立食型です。席が固定されないぶん、話したい相手のところへ行けます。案内文に「立食形式」「着席」の記載があるかを見ておくと、当日の動き方を先に決められます。

異業種交流会と懇親会は、どう違うのか

この2つは混同されますが、参加者の関係が違います。

異業種交流会懇親会
参加者の関係初対面が前提既に何らかの関係がある
目的新しい接点を作る既存の関係を深める
母体特に無い会社・団体・セミナーなど
名刺交換前提として行われる必要な人だけ
自己紹介時間が設けられる省かれることが多い

懇親会は、その前に何かがあります。セミナーの後の懇親会、総会の後の懇親会、というように母体があります。異業種交流会には母体がなく、集まること自体が目的です。

ただし実務では、セミナー+懇親会という形の異業種交流会もあります。この場合、前半が講演で後半が交流になります。経理上は前半と後半で性質が変わることがあるため、領収書が分かれているかを見ておくと処理しやすくなります。

言い換えと、名前の見分け方

同じような集まりが、いろいろな名前で呼ばれています。名前が違っても中身が同じことがあり、逆に同じ名前でも中身が違うことがあります。

呼び方実際の中身
異業種交流会業種の違う相手と知り合う場。最も広く使われる
ビジネス交流会ほぼ同義。「異業種」を外した言い方
ネットワーキング同義。外資系や英語圏の文脈で使われる
ミートアップIT・スタートアップ系で使われる。テーマ別が多い
名刺交換会連絡先を集めることが目的。交流の時間は短い
商談会売り手と買い手が具体的に話す。その場で決まる
朝食会・ランチ会時間帯で呼び分けているだけ

名前より、案内文に書かれた「当日の流れ」を見る方が確実です。名刺交換会と書かれていても交流の時間が長い会もあれば、異業種交流会と書かれていて実質は名刺交換会という会もあります。

まとめ ― 異業種交流会の種類は、目的から逆に選ぶ

どんな人が参加しているかはじめての異業種交流会費用と会費異業種交流会とは?