異業種交流会を探す経路は5つ。見つかる会が違う
異業種交流会を探す方法は、大きく5つあります。どれが良いという話ではなく、経路ごとに見つかる会の性質が違います。
| 経路 | 見つかる会 | 主催者の確かさ |
|---|---|---|
| 商工会議所・自治体 | 地域の事業者向け。数は少ない | ✅高い |
| イベント告知サイト | 数が最も多い。玉石混交 | △掲載審査による |
| SNS | 小規模・テーマ別が多い | △主催者の発信量で判断 |
| 紹介 | 数は少ないが、確実性が高い | ✅✅最も高い |
| 検索 | 上記が混ざって出てくる | △自分で見分ける必要がある |
検索だけで探すと、広告費をかけている会が上に来ます。それが悪いわけではありませんが、「上に出ている=良い異業種交流会」ではありません。公的機関の会は検索対策をしていないことが多く、探しに行かないと見つかりません。
そして、どの経路で探すかによって、同じ日に開かれている異業種交流会でも出てくるものが変わります。★異業種交流会を1つの経路だけで探すと、その経路が扱っている範囲しか見えません。
商工会議所・自治体から探す ― 主催者が明確な異業種交流会
主催者が明確で、目的が営業ではない異業種交流会を探すなら、ここが最も確実です。
- 地域の商工会議所のサイト ― 「イベント」「セミナー」「交流会」の欄を見る
- 商工会 ― 市部は商工会議所、町村部は商工会が担当します
- 自治体の産業振興課 ― 広報誌や公式サイトで告知されます
- 中小企業基盤整備機構などの公的支援機関 ― 経営課題の解決を目的とした交流を案内しています
- 産業振興財団・よろず支援拠点 ― 地域によって名称が違います
会員でなくても参加できる回があります。「会員限定」と書かれていなければ、問い合わせて確認する価値があります。
公的機関の異業種交流会は毎週あるわけではありません。月1回や年数回のこともあります。 そのかわり主催者が明確で、勧誘目的の参加者が入りにくいという性質があります。
公的機関が開く異業種交流会は、告知が地味です。★検索で上位に来る異業種交流会とは、探し方そのものが違います。
イベント告知サイトから探す
最も数が多く見つかる経路です。ただし掲載されている会の性質はばらばらで、そこを自分で見分ける必要があります。
- 数が多い ― 日付と地域で絞り込めます
- 開催頻度が高い会が見つかる ― 毎週開かれているものもあります
- 掲載の審査は、サイトによって差があります
- 同じ主催者が大量に掲載していることがある ― 一覧が同じ会で埋まります
一覧サイトで見るところ
| 見るところ | 読み取れること |
|---|---|
| 主催者名をクリックできるか | 過去の開催実績が見られる |
| 同じ主催者の掲載数 | 定期開催か、単発か |
| 参加者数の表示 | 実際に人が集まっているか |
| 案内文の情報量 | ★短い告知ほど、行ってみるまで分からない |
一覧サイトは「探す」には向いていますが、「選ぶ」には情報が足りません。気になる会が見つかったら、主催者名で検索して、その主催者が何をしている人かを見る方が確実です。
掲載数の多さは、その異業種交流会の質とは関係ありません。★掲載料を払えば載る仕組みのサイトもあります。
SNSから探す ― 開いている人を先に見られる
小規模な会や、テーマを絞った会が見つかります。主催者の人となりが見えるのが、他の経路との一番の違いです。
- 主催者の普段の発信が見られる ― どういう人が開いているか分かります
- 過去の開催の様子が残っている ― 参加者の顔ぶれや雰囲気が想像できます
- 参加者の投稿から評判が読める ― ただし良い評価に偏ります
- 小規模・テーマ別が多い ― IT、飲食、士業など、業種を絞った会が見つかります
SNSで探す最大の利点は、主催者を先に見られることです。一覧サイトでは会の情報しか出ませんが、SNSなら「この人が開いている会」として判断できます。
逆に、アカウントを作ったばかりで過去の投稿が無い主催者は、判断材料が減ります。それだけで避ける必要はありませんが、案内文の記載を他より丁寧に見た方が安全です。
SNSで見つけた異業種交流会は、★主催者の過去の投稿まで遡れます。案内文だけでは分からないことが、そこから読めます。
紹介で行く ― 異業種交流会で一番確実な経路
数としては最も少ない経路ですが、確実性は最も高くなります。
- 行った人の評価が既にある ― 案内文では分からないことが聞けます
- 当日、知っている人が1人いる ― はじめての会で一番効きます
- 紹介者がいるぶん、扱いが丁寧になることがあります
- 合わなかった場合に断りにくい ― これが唯一の難点です
一度どこかの異業種交流会に出ると、次からはこの経路が使えるようになります。そこで会った人が別の会を教えてくれるためです。1回目だけが自力で、2回目からは紹介で回り始めます。
紹介で誘われたときに聞いておくとよいのは、「どんな人が来ているか」「営業の空気はあるか」「何回くらい出ているか」の3つです。案内文には書かれていない部分が分かります。
紹介で入った異業種交流会は、合わなかったときに断りにくいという面もあります。★1回出てみて合わなければ、次から行かなければ済む話です。
検索で探すときの言葉の選び方 ― 異業種交流会だけでは絞れない
検索する言葉によって、出てくる異業種交流会が変わります。「異業種交流会」だけで検索すると、一覧サイトと広告が並びます。
| 検索する言葉 | 出てきやすいもの |
|---|---|
| 異業種交流会 | 一覧サイト・広告 |
| 商工会議所 交流会 | ✅公的機関の会 |
| ◯◯(業種)交流会 | ✅テーマを絞った会 |
| 朝活 交流会 | 時間帯で絞れる |
| オンライン 交流会 | 地域に縛られない会 |
| 経営者 交流会/女性 交流会 | 限定型の会 |
探したい会の性質を、検索する言葉に入れるのが一番早くなります。「異業種交流会」という一語だけで探すと、最も広告費をかけている会が上に来ます。
また、地域名を足すと一覧サイトが強くなります。公的機関の会を探したいなら、地域名より「商工会議所」「産業振興」といった主催者側の言葉を入れる方が届きます。
★「異業種交流会」という語だけで探し続けると、同じ顔ぶれの異業種交流会ばかりが出てきます。言葉を変えると、届く範囲が変わります。
見つけた後 ― 案内文のどこを読むか
探す作業より、見つけた会の案内文を読む方が重要です。ここで当日のほとんどが分かります。
| 読むところ | 分かること |
|---|---|
| 主催者名と連絡先 | 誰が責任を持っているか。無ければ判断材料が減る |
| 禁止事項 | ★運営が線を引いているか |
| 当日の流れ | 自己紹介の時間があるか |
| 参加者の層 | 自分が浮かないか |
| 会費と内訳 | 飲食が含まれるか |
| 会場と時間帯 | 服装が決まる |
| キャンセル規定 | 予定が変わったときどうなるか |
この7つが読み取れる会は、行く前に当日が想像できます。読み取れない会は、行ってみるまで分かりません。それ自体が問題ではありませんが、1回目に選ぶなら書いてある会の方が動きやすくなります。
★案内文を読む時間は5分もかかりません。その5分で、異業種交流会に出る2時間が決まります。
はじめの1回に選ぶ異業種交流会は、どう決めるか
最初の1回に完璧な会を探す必要はありません。会の空気は行ってみないと分からず、その判断に時間をかけても精度は上がらないためです。
それでも外しにくい選び方はあります。
- 主催者名が明記されている ― これだけで大半の不安が消えます
- 会費が高すぎない ― 1回試すのに高い会費を払う必要はありません
- 着席型か、少人数 ― 立食で30人は、慣れていないと壁際で終わります
- 続けて出られる時間帯 ― 1回で終わると、何も起きないまま終わります
- 禁止事項が書かれている ― 運営が線を引いている証拠になります
この5つで選べば、大きく外すことはありません。そして1回出れば、その場で次の会の情報が入ります。探す作業が必要なのは、最初の1回だけです。
★はじめての異業種交流会を選ぶのに、時間をかけすぎないことです。5つの条件で選んで、あとは行ってみる方が早く分かります。
まとめ ― 探し方を変えると、出てくる異業種交流会が変わる
- 経路は5つ ― 商工会議所/告知サイト/SNS/紹介/検索
- 検索だけだと、広告費をかけている会が上に来る。上に出ている=良い会ではない
- 公的機関の会は検索対策をしていない。探しに行かないと見つからない
- 一覧サイトは「探す」には向くが、「選ぶ」には情報が足りない
- SNSの利点は、主催者を先に見られること
- 紹介が最も確実。1回出れば、2回目からはこの経路が使える
- 検索する言葉に探したい性質を入れる(商工会議所/業種/朝活/オンライン)
- 探す作業より、案内文を読む方が重要。7項目で当日が想像できる
- はじめの1回は主催者名・会費・着席型・時間帯・禁止事項の5つで選ぶ
→ 種類(朝活・ランチ・夜・オンライン) → 参加している人 → はじめての参加 → 異業種交流会とは?